ネタ第４弾、宮内庁サイバーセキュリティーズ・メキシコ編バックストーリーと主人公、ヒロイン。
メキシコ国境近くのとある修道院。孤児院もかねたこの場所で育った二人の少年少女。少女は神の愛に触れ、貧しい暮らしの中でも敬虔な信仰心と博愛の精神を育んでいった。そして少年は貧しさを嘆き、世の不条理を憎みそれでも正しき義を胸に抱き真っ直ぐに生きようとした。時が経ち少女は敬虔な修道女となり孤児院を前任より引継ぎ身寄りのない子供たちをまとめあげていた。少年はこの国に巣食う悪と戦う為にペンを取りジャーナリストとなった。
幼馴染として助け合い支えあってきた二人の間にはいつしか友情よりも深い絆が紡がれていた。だが、その絆は彼が追っていた事件の対象との贈賄疑惑、失踪、そして夜の海へと消えた彼の愛車の謎とともに引き裂かれてしまった。何かの間違いであって欲しいと信じる彼女の元には絶望的な報せだけが次々と届く。
そして数ヵ月後、疲弊しきった修道女の元に更なる悪い知らせが舞い降りる。修道院が資金難によって取り壊される、というのであった。子供達の身を案じ存続を訴えるも金銭面の折り合いというシビアな現実が迫り来る。打ちひしがれる修道女、だがその前に救世主が現れる。怪我の為、マスクで顔を覆った一人の青年、彼は昔ここのシスターに世話になったことがあり現在の困窮を知りいてもたってもいられなくなり資金援助に乗り出した、というのであった。彼がリングで稼いだ額であれば十二分にこの修道院は存続できるであろう、だが突然の申し出に困惑する修道女。見ず知らずの方に迷惑はかけられない、ましてや命に関わるような危険なリングで稼いだ貴重なお金とみすぼらしい修道院とでは秤にかけられないと青年を諭し資金援助を断ろうとするシスターに青年の口からは信じられないセリフが飛び出した。この修道院の相続、それが亡くなった彼の最期の願いなのです、と。
さまざまな陰謀、謀略、個々の思いが錯綜する中、青年は修道院を救う為にメキシコの英雄『エル・コンドール(コンドールマン)』となり一人リングへと向かう。その胸の奥に全ての怒り、情熱、愛を秘めて。
エル・コンドール(コンドールマン)：コンドルの仮面を着けリングを翔る裏プロレスの新鋭。正体はシスターの幼馴染の青年。ジャーナリストとして数年前に起きた国際サイバーテロ『大海難』を追っていた時、真相に近づきすぎたとして敵組織から濡れ衣を着せられると同時に全ての個人情報も抹消・剥奪される制裁を受け、さらに手を砕かれ顔を焼かれ断崖絶壁から車と共に海に落とされた。あわや海の藻屑となる寸前、たまたまメキシコに慰安に来ていたゴッチ先生に助けられ一命を取り留める。
身体も癒え、ようやく歩き出せるようになり自らの置かれた状況を知った彼は怒りに身を震わせ組織への復讐を誓う。ゴッチ先生の元での過酷な修行によって、青年はより強靭な肉体と鋼の精神を身につけ、さらに直伝のハッキング技術の他に様々な生存技術をマスターしていく。
事故から数ヶ月が経過した時、青年は組織の魔の手が修道院に迫ろうとしているのを知る。顔を失い存在証明全てを奪われた自分ではもはや幼馴染のシスターを幸せにはできない、だがこの身が砕けようとも修道院、そしてシスターは守ってみせる。鋼の決意を胸に青年はメキシコ伝説の英雄を模したコンドルの仮面を身につけ闇のリングへと舞い降りる。
エル・コンドールとして戦う時はルチャドールらしく空中殺法を主体とした技を多用するが組織の部下と闘う場合は非情の鬼と化し師匠の元で学んだランカシャースタイルで関節という関節を極めまくる。
ちなみに入場曲は「マッチョドラゴン」。
シスター・マリア=カラス：孤児院で育てられ神の信徒となった彼女は前任のシスターの後を引き継ぎ自らが育った修道院の責任者となる。普段は子供達をまとめる良き母であるが、さすがにそれで食っていくことが出来ないので生活費を稼ぐ為にエクソシストとして銃剣(バイヨネット)を手に取りメキシコの大地を血に染める。
「ブチ殺していいのは悪魔と異教徒だけですよ」と優しく子供を諭すその姿を聖母と見るか否かは当事者しだいである。
窮地の際、現れた仮面の青年を見てもしかして亡くなったとされる彼ではないかと疑問に思っている。ある時、青年の背中に刻まれた古傷を偶然見てあの人が帰ってきてくれたんだ、と神に感謝を捧げる。だが彼をそこまで変えてしまった背後をエクソシスト仲間から聞き及び影ながら力を貸そうと決意する。
メキシコ編のヒロイン。３０代半ば。
ハッカー、クラッカーどちらもなんらかの戦闘能力が備わっているのはこのお仕事が体力勝負だからです。明晰な頭脳と強靭な肉体を備えた者でなければ二徹三徹当たり前なこの業界で生き抜く事は不可能とされており、またいつ物理的排除行為がされるかわからない為身を守る術もマスターしています。こんな感じの設定でヨロシク(ぇ＞師匠
