鎮守府近海を哨戒中のガンビア・ベイ率いる対潜哨戒部隊はそこにいるはずのない戦艦レ級の襲撃にあい壊滅の憂き目にあう。

(ああ…やられちゃった、もう出せる艦載機もない、足も動かない、なにもできない…)
(このまま水底に沈んじゃうのかな、ごめんねサミュエル…)
( )
(――シテル?)
(ダメ!ここで私が沈んだらみんな沈んじゃう!)
(動け、あきらめる前にまずできることを探せ!)
(オイ、ナニシテイル)
(オマエガシズンダラワタシモシズムンダヨ)
(なに?幻聴?)                                      
(オ、ヨウヤクキヅイタカ、オソインダヨ)
(その声は…もしかして?)
(アア、キヅイタンナラハナシハハヤイ)
(シニタクナケリャトットトカラダヨコシナ)
(バカ言わないで、できるわけないでしょ!)
(ジャア、ドウスルンダ、オマエジャカテナイゾ)
(…なんでもいい、力貸しなさい!あなたも死にたくないんでしょ!)
(ハハ、イウヨウニナッタジャナイカ、イイヨ、ノッテヤル)


大破し反撃する手段もなくなったサミュエルだったがレ級はうつろな目に薄い笑みを浮かべなぶり続ける。
「あぁっ」
(ごめんね、ガンビー、みんな、守る事できなかった…)
レ級の三連装砲が狙いを定め、明確な死が放たれる。
轟音と飛沫が雨のように降り注ぐ。
(…あれ?)
至近距離で放たれたせいか耳がキーンとしているが体はまだ動く。
(外した…いやそんなはずはない、じゃあ一体…?)
降り注ぐ飛沫がやみ、視界がひらけていく。
そこには見慣れぬ艤装、だがどこか懐かしい面影が浮かぶ背中がいた。


「い、いったぁー、滅茶苦茶痛い!何でそのまま受けるのよ!」
(オイオイ、オナカマタスケテヤッテソリャネエダロウ、ソレニイタイノハオナジダ)

レ級の眼の前には自身と同じ深海勢から漂うものと同じにおい、それと忌まわしい艦娘のにおいを放つナニかがいた。

「あなたは…誰?ガンビー…?」
「ごめんねサミュエル、よくがんばってたわね」
「ここからは私が」
(ワタシ?)

「(No, "We" are Escort Carrier)!」



「ヴェノム」観たらこんな妄想受信しました。
ラストはギャンビーが護衛空母、彼女は護衛空母水姫と名乗ってると思ってくんなまし。